2009年を振り返って

ワタシの2009年を漢字1文字で表すとしたら。
「動」。
なんだかいろんなところに首を突っ込んでまわった1年だった。
たくさんいい経験をさせてもらったし、同時にたくさんのいい出会いがあった。

まず、年明けから3月までは劇団の公演に携わっていた。
アットホームな劇団の雰囲気が公演の目的と合致していて、いい公演だったと思う。
ここで出会った方には公演後も仲良くして頂けていて本当にうれしい。

4月には、3年生に進級。
ゼミの教授が新しく発足した研究会に入った。
今思うと、これが今年一番大きな出来事。
ここで非常勤講師の先生や院生さんと出会ったことで、知識が増えただけでなく、勉強に対する姿勢が変わった。
そしてなんといっても、韓国から来た留学生の方と仲良くなれた。
大学生活を「人生の春休み」と例えられる日本の学生たちに爪の垢でも煎じて飲ませたいような、「学生」している学生さんで、この人と出会ったことで、随分勉強する気持ちに火がついた。
真剣にやればやるほど物事は楽しくなる。
この1年、勉強するのが楽しくなったのは、本当に大きな収穫だと思う。

夏からはまた劇団の公演に忙しかった。
これまでの内輪な公演と違い、客演を招いて新たな顔触れで行った公演。
えっらそうに言ってしまうと、結果としてたくさんの課題を残した公演だった。
客観的に今までしてきたことを眺めるいい機会で、いろんなものが見えた気がする。
そういう出会いができたことには感謝の気持ちでいっぱい。
ここでの得た縁は今後も大事にしたい。

劇団を最優先にしていたが、公演後は学祭の実行委員会で11月の学祭に向けて活動していた。
正直なところ、去年度いっぱいで辞めるつもりだった。
けれど、新役員の様子を見ていて、彼らがどんなことをやるのか見届けたくなって今年も継続したのだが、それでよかったと思えたので、終わりよければすべてよし。
160人の大所帯で、自己主張の強い人が多いので、本当に舵取りの難しい団体だった。
だって、どっちに行っても誰かが文句言うんだし。
大学生ともなると随分形成されてきていて、培われてきた価値観は容易くは揺るがない。
価値観なんて違うのが当然じゃないのか?
その中でうまく折り合いをつける方法を探すのが大事なのだと思う。
なのに、皆が皆、自分の思い通りにしようとするから、衝突だらけ。
フェアじゃない人のなんと多いことか。
自分は得しているものがあるのに何も貢献しようとはしない人ってこんなに多いのか、と、驚いた。
けれど、その分、一部の人の献身的な姿勢に胸を撃たれた。
がっかりさせられる人もいれば、マイナスの領域を指した針を0まで戻して、更にちょっとプラスにしてくれる人がいたのだ。
これはもっと大きい世界の縮図で、世の中ってそういうものなのかもしれない。
もともとは劇団が空中分解して何もすることがなくなったという理由で入った学生団体だったが、今までこんなに大人数の団体に属したことはなかったので、とても勉強させてもらったし、いい経験を積んだ。

11月の頭に学祭を終えてからは、授業が忙しかった。
発表が続いて大変だったが、学科の共同研究室に通いつめたことで、TAさんに顔を覚えてもらえ、いろんなことを教えて頂けて、とても為になった。
勉強したぞー!という気がする。

12月になって授業の忙しさが一段落してからは、進路について考える日々が続いた。
院に行くのを決めたのは、やはり研究会の先生や院生さんとの出会いあればこそ。
悩んだが、父が背中を押してくれたことに感謝して、今はそれに報いる気持ちで頑張りたいと思っている。

振り返ると、「一生懸命になったことで楽しくなった」ことが多い1年だった。
そういう場を見つけて飛び込んで行ったのは、我ながらよかったと言えるのではないだろうか。
本当に楽しいことがたくさんあったし、いい人間関係を築けた。
今後に続いていくものはワタシにとって宝物だと思う。
2009年は、宝物と呼べるものをたくさん得られたいい年だった。
来年はいずれにせよターニングポイント。
いい年になりますように!

(2009.12.31)
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