波乱万丈な日々を終えて…

2008年6月。
学科の友人のふとした一言がきっかけで、学祭の実行委員会に入った。
思いがけないって、まさにこのこと。
今更どこかのサークルに入るなんて全く思ってもみなかった。

とりあえず話を聞いてみようと思って活動場所まで行ってみた。
そこで出会った委員長の人柄に好感をもって、その場で入会を決めた。
その瞬間。
止まっていた物事が一気に動き出した。
めまぐるしい日々の幕開け。

ミスコンの担当になり、たくさんの人に出会った。
好きだな、と思える人もたくさんいた。
本当に実行委員会に入ってよかったと思う。
とりわけ同じ局の先輩方やミスコン担当の後輩、ご協力頂いた映像サークルさんとの出会いは大きい。
彼女ら・彼らと出会わなければ、本気になって頑張ったりしなかった。
当初、ワタシは本当に暇をもてあまさない程度に何か出来ればいいやとしか思っていなかったのだ。
それが一転して全力投球の日々。
特に準備日と整理日を含めた学祭期間中は極限状態だった。
もちろん、好きな人ばかりではない。
嫌いでこそないものの、見ていてイライラするようなひとも多い。
とにかく行き当たりばったりで仕事がいい加減。
後々のことなどちっとも考えず、楽をしようとしか思っていない人たちには本当に腹が立った。
めんどくさいことは一切せずにいいものをつくることなんて、できやしないのに。
楽しければそれでいいやで、いいものをつくる気もなかったのかもしれない。
一緒の企画を持った担当責任者がそんなだったので大変だった。
責任者とは名ばかり。
全く頼りにならなかった。
悪気のない、いい人たちではあったけど…。
友達になるのは大歓迎だが、もう一緒に何かを作ることはしたくないかもしれない。
そんな彼女たちに感謝するとしたら、ワタシの書いた台本でつくった舞台を600人の群衆に観て頂けたことだ。
お笑い芸人さんとの打ち合わせなども貴重な体験に違いない。
芸人さんたちは、あんなに大雑把な打ち合わせだったのに、見事にコンテストを盛り上げてくださった。
すごい。
お笑いはもともと大好きだったが、また少し今までとは見方が変わったと思う。
いろんな問題を経験できたことは、いい勉強になった。

本番後の3年生の「お疲れ様会」で涙が出たのには、我ながら驚いた。
迷惑をかけ通しだった先輩が学祭を楽しめたのかずっと気がかりだったので、
今年学祭をやってよかった、という一言を聞けて一気に気が緩んだ。
普段涙腺の固いワタシが、壊れた噴水のように号泣だった。
それだけの思い入れを持てるほどに一所懸命だったのだと、その時初めて気がついた。

人数の多い団体なので、なあなあになっている部分が多い。
めんどくさがりな体制や自分勝手な人たちに嫌気がさすことも、よくある。
それでも続けたら楽しいんじゃないかと思えるのは、今年の「出会い」のおかげだ。
いい考えを持っている人、現状を変えようと努力している人は確かにいる。
なんだかんだで、今後どうしようかと考える自分がいるうちは、この団体で頑張ってみるつもりだ。


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