ハンパな立場



ワタシの周りには漫画やら本やらゲームやらが好きな人が多いです。
世間はあんまりいいイメージは持っていないだろうし嫌がる人もいるのは承知の上でわかりやすく言えば、
オタク、ということになるのでしょーか。
小・中・高と気がつけば周囲はいつもそんな感じ。
なんせ物心ついたときには既に持病が発症していたモンで、まっすぐにインドア派街道を突き進んできたワタシ。
漫画も本もゲームも好きなので話が合う人がいるのはとてもとてもとてもとても嬉しいのですが、
友達になる人なる人「ソッチ」の素質があるのは、オドロキを通り越して慣れ、さらに慣れを通り越して不思議です。
みんな一見普通(この場合は「ノーマル」と読むのが正しいのかなぁ…?)なんですよ。
いや、一見して普通じゃないっていうのも困るんですけどね。
仲良くなってみると9割がた「アンタも好きね」ということになるワケです。
もしくは開花していく過程を見守ることになったりします。

ある人は言いました。
アナタにはオタクを引き付けるオーラがある」と。

衝撃です。
大衝撃です。
生まれて初めて「オーラがある」と言われたそのオーラがソレか、と。

またよく「類友じゃん」とも言われます。
ワタシはずっとコレを否定し続けてきました。
ですがそれは断じて(いわゆる)「オタク」への偏見ではありません。
れっきとした理由がございます。



実は「オタク」になろうと思ったことがあるんですね。
ワタシに一番最初に「下地」を作ったのは小学校時代からの友人なのですが、
こう思い立ったのは中学で知り合った友人がきっかけでした。
その友人というのが「同じような人が集まる世界」のヒトだったんです。
とても絵の上手な女の子でした。
ワタシに「スクリーントーン」とは何かを教えてくれたのも彼女でした。

そんな彼女がある日ワタシに「JOKERっち、ちょっとコレ読んでみ!!」とある冊子を差し出したわけです。
それは某バンドのBでLな本でした。
…そりゃもう衝撃です。
なんというか大衝撃です。
正直BでLは受け付けなかったのですが、絵と話がものすごくうまかったんです。
ヘタな漫画家の漫画よりよっぽど面白かったのです。
13歳のJOKERは感動しました。
そこからちょっちょっと手をつけては手を引く、という状態になっていったのです。
友人をみていて一番うらやましかったのは、彼女がフリーのトークペーパーを通じて友達を増やしていることでした。

ある時ワタシは決心し、一枚のトークペーパーを出しました。
友人や部活(当時ワタシは幽霊美術部員でした)の先輩にそれを配布していただいたのですが、もうドキドキものです。
ですが、コレをきっかけに文通相手と出会うことが出来ました。
手紙が来たときの嬉しさは今も忘れません。
そして師匠であった友人の彼女と合同でトークペーパーを出し、
いざワタシ個人のペーパーの2号を出そうと思ったとき、ワタシはあることに気付きます。
書くことがないのです
ワタシは愕然とし、胸に手を当てて今までの自分を振り返ってみました。
…結論。
ワタシは漫画や本やゲームが好きではあるのですが、その好きなポイントに「特定の何か」がないのです。
例えば「メイドって、いいよねv」と言われたとしましょう。
「メイドか…可愛い子が可愛いエプロン姿で尽くしてくれるのか…あー…いいかもしんない。」とは思うものの、
春に固く結んだ芽がほどけて開花するような感情は湧かないわけです。
もちろん大体好きだなと思うキャラや設定には共通点はあるのですが、「あぁ、いいね」の他には何も出てこないのです。
語るほどのモンがないのです。
こうして早々とワタシはその世界から卒業することとなりました。
この時期2次創作にも挑戦していましたが、こちらも結局続くことはなかったです。
あらかじめプロが作った魅力的で優れたキャラクターや設定があるため書くのは楽で楽しかったのですが、
どう考えても他の方と目的が違ったのと、わざわざそれらをワタシがなぞって何になるのか、というところに行き着いたのです。
ワタシはどうもストライクゾーンが浅く広いようで、向かなかったみたいです。



ですが、決してそういう話が嫌いなわけではありません。
むしろ恋愛だのファッションだのと言った話をするよりは、漫画や本やゲームの話の方が好きで楽なのです。
そういうときこういうタチは困ります。
「わかりそうでわからない」という中途半端な立場にならざるを得ないので。(苦笑)
しかもストライクゾーンが浅く広い割に、知っているものの範囲が狭いのでなおさらです。
ただ、友人たちとの会話の中で新しい作品を知っていく喜びはあります。
…オススメがありましたら、教えてやってください。
かなり喜びますよー!!


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