お笑いブームが到来したといわれ久しい日本。

お笑い好きのJOKERといたしましては、

なにかと嬉しい限りにございます。

いろんな芸人さんがネタをやる番組が増え、

JOKERはそれを楽しみに日々を過ごしているのです。




そして、

最近、お笑いはワタシたちの生活にも浸透してきたように思います。

「あの人はボケだね。」

「あの人のツッコミはスゴいよ！」

「ボケたらツッコんでよ〜」

なんて台詞が会話の中に登場するのも日常茶飯事です。

これも、

お笑い好きのJOKERといたしましては、

なにかと嬉しい限りにございます。




しかしながら、

光あるところに影あり、と申しますか、

うまい話にはウラがある、と申しますか、

何事も一筋縄ではいかないことでございます。




お笑いは、次々に広範囲に浸透して行っているのです。

そう。

ウチの母親にも。







それは、つい先日のことでございました。

それはとても暑い日で、

学校から帰ってきたJOKERと妹はあいすくりんなど頂いておりました。

そんな折、妹がふと言ったのです。

「あ゛〜〜・・・・かぃい〜・・・・」

妹の足を見ますと、

それはそれは大きな虫さされの痕がございました。

蚊（ヤツ）は妹の血を思いっきり堪能したようで、

その痕は色づき、ぷっくりと腫れておりました。

妹はあいすくりんを頬張りつつ、

母に言いました。

「おかあさーん、虫さされの薬ない〜？」

答える母。

「そんな恐ろしいものウチにはないよ」

「？？？？？？」

固まるJOKERと妹。

虫さされの薬のどこが恐ろしいのでせうか。

全くもってわかりません。

JOKERと妹が顔を見合わせておりますと、

母は言いました。

「虫に刺されるための薬なんてないよ。」

さらに混乱するJOKERと妹。

しばしの沈黙の後・・・

「え・・・？？？？」

JOKERと妹は同じ結論に達したようでございました。

母が言っている虫さされは「虫に、さされること」。

しかし世間一般的に虫さされといえば、「虫にさされた箇所」であります。

辞書にも、



むしさされ ₃ 【虫刺され】

カ・ノミなどに刺されて起こる、皮膚のはれやかゆみの症状。



と、載っているくらいポピュラーな単語なのです。

JOKERと妹は心の中で、

「やべぇな、おかん・・・・そろそろキはじめたか・・・・。」

と、行く末を案じずにはいられませんでした。

母も寄る年波には勝てないのか、

近頃めっぽう物忘れが多くなってきているのです。

「あたしこの部屋に何しに来たのかしら」と、

JOKERの部屋で呟くことも増えて参りました。

今では母よりJOKERの方が漢字は得意でございます。




と、まあ、JOKERと妹があっけに取られておりますと、

「やぁ〜だぁ〜、ジョークよ、ジョーク♪♪」

と、母。

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

わかんねぇよ・・・_┃￣┃○








すいません、母上。

不甲斐ない娘達で。

でも、

でもっ、

でもでもっ、

ボケるときはしっかりボケてください・・・・！！！












本当にウチの母にツッコむのは至難の業でございます。

ていうか、お笑い的なボケなのか痴呆的なボケなのかわかんないし・・・・・。











どなたかツッコミのプロは
いらっしゃいませんかーーーー！！？
（切実）