思いやり





なんだか最近日記ぽくなりつつある独り言。



今日は、塾の勧誘の電話がありました。

ワタシは「I am sam」のDVDを観ていたのですが、

家にいるのがワタシだけだったので、

しぶしぶ電話に出ました。

この時点でしぶしぶです。

そして、そんな様子は微塵も見せない

「よそ行き」な声で言いました。




同じ高校の方はわかるかも知れませんが、

いわゆる「アナウンス・ヴォイス」。

ワタシなりの精一杯の、

上品かつ知的かつ聞き取りやすい声です。

改めてお聞きになりたい方は、

ウチの自宅のほうに電話をかけてみてください。

ワタシが出るのはかなり低い確率ですが、

最初の１言２言はこの声が聞けるはずです。

ただし、

あとでさんざんワタシにちくちく嫌味を言われても良い覚悟のある方のみ、

どうぞ。




まぁ、その「アナウンス・ヴォイス」で言ったわけです。

JKR：「もしもし？」

すると相手は言いました。

？？？：「あ、もしもし。JOKERさんのお宅ですか？」

もちろん、JOKERなんて言わないですよ。

ワタシの本名を言うわけですが、

これがねー・・・フルネームなんですよ。

つまり、どっかの勧誘。

この時点でうんざりです。

JKR：「えぇ・・・そう・・・ですけど？」

「よそ行き」の声ながら、そうとう嫌味っぽく聞こえたはず。

嫌味っぽく言ったんですから。

音響担当とはいえ、一応演劇部ですしね。

そこから彼はえんえん説明をするわけですよ。

ご当人は「塾や予備校とは違い・・・」と仰っていましたが、

どう考えても塾や予備校の類の勧誘です。

長々しく、あんまりにも句読点のない文の連続。

趣旨わかんないし。

一体何が言いたいんだ。

そして、一時停止中の「I am sam」。

イライラしてくるわけです。

そのうちイライラも頂点に達したワタシは、

相手がしゃべっているにもかかわらず、

思わずこう言っていたのです。

JKR：「で、なんのご用なんですか？」
（あきらかに不機嫌）

相手：「は、はぁ？！」
（あきらかに驚いている）

・・・

・・・

・・・ちょっと待って

Play back♪Play back♪

今の言葉、

Play back♪Play back♪

な、なんか、「してやった」んじゃないの？

いつもうんざりさせられる「ヤツ」に

「は、はぁ？！」

と、言わせたぞ・・・！

しかもかなり焦っててフォローも曖昧だ！！

よっしゃあ！！！

・・・とか思っていたら・・・

ガチャン☆

・・・
プー　プー　プー・・・・・

・・・

・・・

・・・

切・ら・れ・た。

え、え、え、え・・・？

・・・

・・・

・・・ちょっと待って

Play back♪Play back♪

今の言葉（？）、

Play back♪Play back♪

こっちが切るんじゃなくって、切られたの・・・？

いや、あんまりしつこいと相手の話の途中でガチャン☆とかやったけど・・・。

う、うわあ！！！

す、すごい、ホントにコレは「してやったり」だ！！

しかも、向こうは自分でフォローしてるのに自分で切ったぞ！！

ワ、ワタシ勝ったんだ・・・！

ホントに勝ったんだ！！！





・・・とか思ってたけれど、

今思い出すと、ちょっとかわいそうかも知れないと思うのです。

だって明らかにしゃべり方たどたどしかったし、

マニュアル通りって感じだったし。

声はさほど若そうではなかったけど・・・３０になるかならずや？

新入りのバイト君かな？

就職難だしなぁ・・・。

しかたなくやってたのかしら・・・。

よくわかんないけど、もうちょっと人間味のある応対をすべきかな？



よし、今度から

勧誘の人：「JOKERさんのお宅ですか？」
JKR：「違いますよー」

とか

勧誘の人：「あ、奥様でいらっしゃいますか？」
JKR：「そうですけれども・・・」
（そして長々と話を聞いて）
JKR：「・・・わかりました、母に聞いておきますね☆」
勧誘の人：「え、え、奥様じゃあ・・・（すごいうろたえてる）」
ガチャン☆

とかはやめようかなぁ・・・。







いやぁ、思いやりは大切ですねｖ